【TOEIC】何点を目指せばいいの? TOEICスコアの目安について解説します!

就職などのためにTOEICを受験する際、「自分はどのくらいのスコアを取るべきなんだろう?」「何点くらい取れば、ちゃんと英語力があると認められるんだろう?」といった疑問を持った方は多いと思います。

TOEICを受けるにあたり、目標となるスコアを設定しておくことはとても大切です。具体的な目標を持つことで、勉強のモチベーションを維持することができるからです。

また、目標となるスコアによって、最適な勉強の仕方が変わります。
例えば、500点が目標の場合、中学英語レベルの基礎的な文法や単語をしっかり身に付けておくことが肝要です。
700点が目標の場合は、基礎英語力を身に付けるだけでなく、TOEICに頻出の単語や文法項目、問題パターンなども把握しておく必要があります。

そこで今回は、TOEICの各スコアが示す英語力の目安をご説明します! そのほか、TOEIC受験者の平均スコアや、おすすめの勉強法も紹介します。自分の目標スコアについて考えるのに役立てください。

目次

TOEICの平均スコアとスコア分布

まずは、TOEIC受験者の全体像を把握するために、受験者の平均スコアとスコアの分布を確認してみましょう。

TOEICの平均スコア

まずは、TOEIC受験者の平均スコアを見てみましょう。

リスニング304点
リーディング247点
合計551点
※2021年度実施回の平均(団体受験を含む)

TOEICの平均スコアとスコア分布

合計点のスコア分布

※2021年度実施回の平均(団体受験を含む)

990点満点中、495~590点を取得する受験者がボリュームゾーンとなっています。

リスニングのスコア分布

次に、リスニングのスコア分布を見てみましょう。

※2022年10月に行われたTOEIC公開テストのスコア分布

495点満点中、295~344点を取得する受験者がボリュームゾーンとなっています。

リーディングのスコア分布

次に、リーディングのスコア分布を見てみましょう。

※2022年10月に行われたTOEIC公開テストのスコア分布

495点満点中、245~299点を取得する受験者がボリュームゾーンとなっており、リスニングよりも全体的に点数が低くなっています。

TOEICの各スコアが示す英語力の目安

大まかな目安は以下の通りです。

~599点資格としてはあまり使えない。
600~699点履歴書に書けばアピールになる。
700~799点ある程度英語が使えることを示せる。
800点~十分な英語力の持ち主とみなされる。

ここからは、より細かいスコア別に、以下の項目に分けてより詳しく説明していきます。

  • 読み書き能力
  • 会話力
  • 資格としての有効度

400点未満の場合

基礎的な英語力がまだ身に付いていないレベルといえます。

  • 読み書き能力

高校基礎レベルの文法や単語がまだ身に付いていない状態です。そのため、短い文章なら読めますが、少し長めになると理解できなくなることが多いです。
また、簡単な文なら書けますが、単語や文法の間違いが多くある傾向があります。また、伝えるべき情報を十分把握できていないことも多いです。

  • 会話力

短い簡単な質問を聞き取り応答することはできますが、単語や文法の間違いが多くある傾向があります。また、応答に関して、その理由や補足情報までは説明できないことが多いです。

  • 資格としての有効度

英語力があると証明できるレベルではなく、履歴書などに書くと逆に英語力が低いと判断されてしまう可能性があります。

400~495点の場合

基礎的な英語力が徐々に身に付いてきたレベルといえます。

  • 読み書き能力

高校基礎レベルの文法や単語が完全に身に付いているとはいえないです。そのため、読解力も十分あるとはいえないレベルでしょう。
また、簡単な文なら書けますが、単語や文法の間違いは多少してしまう傾向があります。

  • 会話力

短い簡単な質問を聞き取り応答することはできます。また、長文を断片的には聞き取ることはできます。しかし、複雑な要求に対応したり、意見を述べたりするのはまだ難しい場合が多いです。

  • 資格としての有効度

まだ英語力があると証明できるレベルではなく、履歴書などに書く必要はないでしょう。

500~595点の場合

基礎的な英語力が身に付き、出来ることの範囲が広がっていくレベルといえます。

  • 読み書き能力

基礎的な単語は知っており、簡単な文章は読むことができます。しかし、やや複雑な英文になると、文章全体を理解することは難しいでしょう。
また、簡単な情報であれば書いて伝えることができます。意見文を書く際に、理由などを加えることも徐々にできるようになっていきます。

  • 会話力

長文でも内容の大半は聞き取れますが、細かい情報までは正確に聞き取るのは難しいでしょう。また、短い意見であれば言うことできますが、相手の立場や状況まで考慮して話をすることはまだ難しいです。

  • 資格としての有効度

まだ履歴書などに書く必要はないレベルです。
ただし、新卒採用の場合、英語力に関してそれほど高いハードルを設けていない企業であれば、TOEIC500~595点は有利に働く場合があります。英語力の証明として履歴書に書いても良いでしょう。

600~695点の場合

ある程度英語を流ちょうに使うことはできるが、多少ぎこちない部分もあるレベルといえます。

  • 読み書き能力

基礎的な単語は知っており、簡単な文章は読むことができます。しかし、やや複雑な英文になると、文章全体を完全に理解することは難しいでしょう。
また、情報を書く際に理由なども加えることはできますが、より詳細な補足情報までは書くのが難しい場合が多いです。また、文法の間違いもまだ多少あります。

  • 会話力

長文でも内容の大半は聞き取れますが、細かい情報までは正確に聞き取るのは難しいでしょう。また、意見をある程度言うことできます。しかし、使える単語がまだ限られているため、同じ単語を繰り返し使う傾向があります。

  • 資格としての有効度

履歴書に書くと有利になるレベルといえます。実際、上場企業が全社員に保有してほしいと思っているスコアの平均点は600点と言われています。メーカーや商社などの大手企業の新卒採用や、中小企業の国際担当や営業・営業事務の中途採用、キャビンアテンダントやホテルスタッフなどの採用で、600点以上を求められることが多いようです。

就活サイトを上手に利用する

自分が興味のある企業・職種ではどのくらいのTOEICスコアが求められるのかを知るには、就活サイトを利用するのが最適です。その企業の募集要項に、TOEICスコアの要件などが記載されていることが多いです。

また、「TOEIC600」などのキーワードで検索すると、TOEICスコア600点以上を応募条件とする企業を探すことができます。キーワードの数字を変えれば、条件となる点数を変えて検索できるので便利ですよ。

700~795点の場合

ある程度英語を流ちょうに使うことはできるレベルといえます。

  • 読み書き能力

やや高度な長文も読めるようになっています。
また、質問や指示、要求も的確に書くことができますが、より詳細な補足情報まで書いたり、きちんとして論理展開をするのは難しい場合が多いです。また、文法の間違いも時折あります。

  • 会話力

長文でも内容の大半は聞き取れるようになっています。また、理由を加えて意見を述べたり、ある程度複雑な要求にも対応できるようになります。

  • 資格としての有効度

履歴書に書くとかなり有利になる可能性が高いです。大手日系企業の国際部門や、外資系企業の仕事も目指せるレベルといえます。実際、上場企業の約70%の企業が、国際部門所属の社員には700点以上を保有してほしいと考えているそうです。

迷ったら目標スコアは700点にする

目標スコアを何点にすればいいか判断するのが難しい場合は、とりあえず700点を目標にすると良いでしょう。なぜなら、700点を取っていれば、ほとんどの応募条件をクリアできるからです。
ただし、外資系企業や、TOEIC800点以上を条件としている楽天はこの限りではありません。

800~895点の場合

英語を活かした仕事ができるレベルといえます。

  • 読み書き能力

高度な長文も読めるようになっています。
また、質問や指示、要求も的確に書くことができます。ただし、より詳細な補足情報まで書いたり、きちんとして論理展開をするのは部分的にしかできない場合が多いです。

  • 会話力

長文でも細部まで聞き取れるようになっています。また、理由を加えて意見を述べたり、複雑な要求にも対応できるようになります。しかし、まだ説明に不明瞭な部分があることが多いです。

  • 資格としての有効度

履歴書に書くと大きなアドバンテージになります。外資系企業でもたいていの場合応募条件を満たせるでしょう。また、大手企業で海外赴任を任されるには860点以上が必要になることが多いようです。

ただし、TOEIC800点以上を要する求人の場合、TOEICの点数だけでなく、実際にビジネスで英語を使った経験も必要になることが多くなってきます。TOEICの点数を上げることだけに注力するのでなく、総合的な英語力を身に付けることも肝要です。特にTOEICではスピーキングとライティングのテストはないため、この2つの能力を伸ばすことを意識するとよいでしょう。

900点以上の場合

仕事で英語に困ることはまずないレベルといえます。

  • 読み書き能力

高度な長文も読めるようになっています。また、質問や指示、要求も的確に書くことができます。

  • 会話力

長文でも細部まで聞き取れるようになっています。また、理由を加えて意見を述べたり、複雑な要求にも対応できるようになります。

  • 資格としての有効度

900点以上を取得できるのは、TOEIC受験者の3~4%程度と言われています。そのため、企業からは非常に高い英語力を持つ貴重な人材と思われるでしょう。

ただし、一度900点以上を取ったからといって安心することなく、常に900点以上を取得できるよう勉強を続けることは欠かせません。

目標スコア達成のためのおすすめ勉強法

目標のスコアを設定することはできたでしょうか? 設定できたら、さっそく勉強を始めましょう!

目標スコアによって具体的な勉強法は異なりますが、どの目標スコアの場合でも、以下の3つのポイントは常に意識するようにしましょう。

① 自分のレベルに合った勉強をする

例えば、まだ点数が低めの方が高得点者向けの勉強をしても、難易度が高すぎて挫折してしまう可能性が高いです。この場合は、基礎をしっかり固めるための勉強に取り組むことの方が先決です。

② スキマ時間を上手に利用して勉強する

TOEICスコアを上げるには、ある程度の学習時間を確保することは必須です。しかし、忙しいビジネスパーソンの方などは、まとまった時間を作るのはなかなか困難です。そのため、通勤時間などのスキマ時間をうまく使って少しずつ勉強時間を確保すると良いでしょう。

③ テストの問題形式・傾向を知る

テストの問題形式や出題傾向を知っておくと、どのような問題がでるのかある程度イメージできるので、よりスムーズに試験に取り組めます。

おすすめの教材・学習サービス

ここからは、筆者がTOEIC900点を取る上で役に立ったサービスを厳選して紹介していきます。

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もちろんスコア診断や一部の教材は無料で行うことができるので、本当におすすめです。

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月額料金(税込)・無料プラン
・有料プラン
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1か月プラン:¥4,900/月
3か月プラン:¥2,940/月
実践模試試験パッケージ:¥1, 500/90日 
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スタディサプリENGLISH(TOEIC対策コース)

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月額料金(税込)・¥3,278/月(App Storeからの申し込みだと¥3,700/月)
・6か月パック:¥3,058/月
・12か月パック:¥2,728/月
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TOEIC専用のコースには、500点突破コースと、730点突破コースの2つがあるので、取得したいスコアに合わせて受講するのがおすすめです。

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対策内容TOEIC L&R対策/英検
月額料金(税込)33,000円(1カ月16,500円)
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まとめ

今回は、TOEICの各スコアが示す英語力の目安についてご紹介しました。いかがだったでしょうか? ぜひ自分の目標スコアを決めて、モチベーション高く勉強を続けてくださいね!

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