大学生にとって、TOEICは就活や進学などで大いに役立たせることができる資格の一つです。
しかし、初めてTOEICを受ける場合などには、自分はどうやって目標スコアを決めたらいいのか見当がつかないという方も多いと思います。
そこで今回は、大学生がTOEICの目標スコアを決める方法3選をご紹介します!大学生におすすめの勉強法も解説するので、参考にしてくださいね。
目次
TOEICとは?
はじめに、TOEICの概要を解説します。
TOEICとは、日本で最も受験者数の多い英語能力試験です。ビジネス英語の能力を測れるのが特徴で、就活や転職、昇進、海外赴任などで活用されることが多いです。
45分間・全100問のリスニングパート(Part 1~4)と75分間・全100問のリーディングパート(Part 5~7)で構成されています。それぞれ495点満点で、計990点満点です。
TOEICの目標スコアを決める方法3選
ここからは、TOEICの目標スコアを決める方法を3つ紹介します!
1. 大学生の平均点以上を目指す
日本国際ビジネスコミュニケーション協会が公開したデータによると、2021年の大学生の平均スコアは587点でした。そのため、平均的な大学生より頭一つ抜けた600点を目指すといいでしょう。
また、TOEIC600点は就活でアピール材料になる最低限のスコアと言われています。600点未満のスコアの場合、履歴書に記載してもいい評価を得られないことが多いです。
比較的時間に余裕のある大学生ならば、3~6か月程度勉強すれば、600点は到達可能です。
600点が難しく感じる場合は、自分の学年の平均点超えを目指すのも一つの手です。以下が、2021年の各学年の平均点です。
2. 就職したい業界・企業が求めるスコアを目指す
自分が就職したいと考えている業界・企業がある程度決まっている場合は、その業界や企業が採用基準としているスコアを目指すといいでしょう。
企業の募集要項などを見れば、どのくらいのスコアが基準になっているのか確認できますよ。
3. 英語の授業が免除になるスコアを目指す
大学によっては、TOEICスコアを一定以上取得していれば、英語の授業が免除になり、かつその単位を取得できる場合があります。
大学で必修の英語の授業は、ある程度英語力がある方にとっては簡単すぎる場合が多いです。そのため、簡単すぎる授業に出席して実にならない時間を過ごすよりかは、別のことをして有意義な時間を過ごすことができます。
また、TOEICスコアは大学院の進学でも役立つ場合もあります。
大学生向けTOEICおすすめ勉強法
せっかくTOEICの勉強をするなら、なるべく効率よくスコアを伸ばせるような勉強をしたいですよね。ここからは、大学生向けのおすすめの勉強法を紹介します。
単語の勉強をする
TOEIC攻略のためには、単語力を高めることはとても大切です。
大学生の場合、中高で暗記してきた単語の多くがまだ頭の片隅に残っていると思います。せっかく一度覚えた単語を忘れてしまうのはもったいないので、再度復習をして脳に定着させましょう。
また、TOEIC頻出の単語を覚えることも大切です。TOEICに特化した単語帳はたくさんあるので、一冊持っているといいでしょう。
文法の復習をする
TOEICを解くうえで必要な文法は、ほとんど中学・高校レベルのものです。TOEICの問題を解く中でわからない文法事項があったら、中学・高校時代に使っていた文法の参考書などで調べて復習するといいでしょう。
ひとつずつ知識があやふやな文法事項を明確にしていくことで、確実にスコアアップが臨めます。
パート別の対策をする
TOEICは7つのパートで構成されており、各パートには独自の問題形式や出題傾向があります。それぞれの特徴や解き方を把握しておくことで、効率的に正解を導けるようになります。
勉強時間が限られている場合は、対策するパートを絞るのもいいでしょう。
スキマ時間を利用する
どんなに効率的な勉強法をしたとしても、やはりある程度は勉強時間を確保する必要はあります。そのため、なるべくスキマ時間を有効活用して、勉強時間を作るようにしましょう。
例えば、空きコマを利用するのは一つの手です。空きコマは友達とおしゃべりするなどしてリラックスしたくなりがちですが、そこをぐっと我慢して図書館で勉強すれば、90分の学習時間を確保できます。これから時間割を組むならば、あえて友達とは違う時間に空きコマを作ってもいいでしょう。
また、通学時間をTOEICの勉強にあてるのもいいでしょう。スマホでSNSやゲームをしたり、寝るのを我慢して勉強する習慣を続ければ、数か月後・数年後にはかなりの勉強時間を費やすことになるはずです。
なるべく早くTOEICの勉強を始める
大学生になったばかりのときは、まだ大学受験で英語を勉強したときの知識が残っていることが多いと思います。そのため、大学生になったらなるべく早くTOEICの勉強を始めるといいでしょう。
人にもよりますが、大学受験の直後にTOEICを受ければ、全く対策をしていなくても400~500点は取れるはずです。その知識量を持ったままTOEICの勉強を始めれば、効率よく高スコアに到することができるでしょう。
おすすめの教材・学習サービス
ここからは、筆者がTOEIC900点を取る上で役に立ったサービスを厳選して紹介していきます。
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SANTA TOEIC
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もちろんスコア診断や一部の教材は無料で行うことができるので、本当におすすめです。
対策内容 | TOEIC L&R TEST対策/演習問題/英単語/文法/復習トレーニング/リスニング/リーディングほか |
月額料金(税込) | ・無料プラン ・有料プラン サブスクリプション1か月プラン:¥2,900/月 1か月プラン:¥4,900/月 3か月プラン:¥2,940/月 実践模試試験パッケージ:¥1, 500/90日 |
学習環境 | オンライン(iPhone/Android) |
スタディサプリENGLISH(TOEIC対策コース)
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1週間無料でお試し体験ができるので、まずは登録してみることをオススメします!解約も簡単にできるので、安心してダウンロードができます。
対策内容 | TOEIC L&R TEST対策/演習問題/英単語/文法/復習トレーニング/リスニング/リーディングほか |
月額料金(税込) | ・¥3,278/月(App Storeからの申し込みだと¥3,700/月) ・6か月パック:¥3,058/月 ・12か月パック:¥2,728/月 |
学習環境 | オンライン(iPhone/Android) |
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超短期かつリーズナブルに手厚いTOEIC対策が受けられるのがポイントです。
TOEIC専用のコースには、500点突破コースと、730点突破コースの2つがあるので、取得したいスコアに合わせて受講するのがおすすめです。
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対策内容 | TOEIC L&R対策/英検 |
月額料金(税込) | 33,000円(1カ月16,500円) |
学習環境 | オンライン |
まとめ
今回は、大学生がTOEICの目標スコアを決める方法、そして大学生におすすめのTOEIC勉強法を紹介しました。
いかがでしたか?ぜひ自分の目標スコアを決めて、その目標を目指すための参考にしてくださいね。
英語能力試験で有名なものとして、TOEICのほかに英検を思い浮かべる方も多いと思います。中学生や高校生のときに受験した経験のある方も多いでしょう。しかし、大学生の場合、英検よりもTOEICを受験したほうがいいです。
英検は主に小学校~高校の学習指導要領にもとづいて作られています。一方、TOEICは主にビジネス英語中心の英語力を測る試験になっています。
そのため、就活を控えている大学生の場合、TOEICを受けるほうが有効です。