【必読】TOEIC初心者におすすめの勉強法とは!?参考書についても徹底解説!

全世界で使われている英語能力試験のTOEIC。
就活や転職で受験しないといけなくなったけれど、「何から始めればいいかわからない」と悩む方も多いかと思います。

そこで今回はTOEIC初心者におすすめの勉強法、学習スケジュール、必読の参考書について徹底的に解説します!

実はTOEICには5種類ある!?

実はTOEICには以下の5つのテストがあります。

区分テストの種類特徴
TOEICTOEIC Listening & Reading Test
・TOEIC Speaking & Writing Test
・TOEIC Speaking Test
・大学生、社会人向け
・ビジネス英話が中心
TOEIC Bridge・Bridge Listening & Reading Test
・Bridge Speaking & Writing Test
・難易度が低め
・日常会話が中心

しかし、一般的にTOEICと呼ばれているものは、TOEIC Listening & Reading Test(略してTOEIC L&Rです。これは、英語の聞く力、読む力を測るためのテストです。

企業などが、採用や社員評価などで使うのも、このTOEIC L&Rである場合がほとんどです。就活や転職でTOEICを活用したい場合は、このTOEIC L&Rを受験するようにしましょう。

TOEIC L&Rの概要は以下の通りです。

問題数200問(リスニング100問、リーディング100問)
試験時間2時間(リスニング45分、リーディング75分)
テスト方式マークシート方式
テスト結果5点刻みの点数で算出(満点は990点、リスニング・リーディング各445点満点)
実施時期1年に10回(1, 3, 4, 5, 6, 7, 9, 10, 11, 12月)
実施場所全国80都市で実施
申し込み方法インターネット/コンビニ端末
受験料7,810円(税込)
受験者数年間約2,123,000人(団体受験を含む、2021年度)

初心者が目指すべきスコアは600点

TOEIC初心者の場合、まずは600点を目指すようにしましょう。
2021年度実施回(団体受験含む)の平均点は551点でした。初めてのTOEICではこの平均点より少し上の600点を取るのが理想的といえます。

また、TOEIC600点は、履歴書に記載してアピールになる最低限のスコアと言われています。実際、国家公務員の総合職試験では、600点以上が加点対象となっています。

ちなみに、TOEICを主催しているETSが発表している『PROFICIENCY SCALE(TOEICスコアとコミュニケ-ションレベルの相関表)』では、600点はレベルC以上レベルB未満に相当します。

レベルTOEICスコア評価(ガイドライン)
A860ノンネイティブとして十分な英会話力
※ネイティブの小学4〜5年生相当
B730状況に関わらず正しく判断し英語で会話できる
C470日常生活や業務の一部でコミュニケーションをとれる
D220通常会話で最低限のコミュニケーション能力
Eコミュニケーションが取れるレベルでない

大手企業や外資系企業への就職、海外赴任・国際部門への配属を目指す場合、ゆくゆくは700〜800点を目指すといいでしょう。

初心者におすすめのTOEIC学習スケジュール

ここからは、社会人、大学生とケース別に、初心者の方におすすめの学習スケジュールを紹介します。

社会人の場合

社会人の方の場合、忙しい中まとまった勉強時間を確保するのは難しいと思います。そのため、3か月は学習期間を設けて、毎日少しずつ勉強をするといいでしょう。

3か月前
模擬試験を受けて、自分の現在のスコアを把握し、目標スコアを決めましょう。自分の現時点のスコアの100点上を目標にするとちょうどいいです。
前述で初心者は600点を目指すべきといいましたが、これはあくまで世間的な評価を考慮したうえでの目安です。現スコア+100点が600点とあまりにかけ離れている場合は、前者を目標スコアにしましょう。

このとき、TOEICの問題形式や内容の傾向、自分の得意/苦手なパートも把握しておくといいですよ。

模擬試験を受ける時間がない場合は、問題に目を通して、問題形式をざっくり確認するだけでも大丈夫です。

か月~2週間前
この期間は、単語・表現や文法を暗記して英語の基礎固めを行うようにしましょう。
忙しいスケジュールの中でも学習時間を確保できるよう、通勤時間などのすきま時間を使って勉強するのがおすすめです。

また、耳が空いている状態であれば、リスニングの音源を聞いて、耳を英語に慣らす練習をするのもおすすめです。リスニングパートは比較的易しい傾向にあるため、たくさん聞くことで効率的にスコアアップを臨めます。

理想を言うと、社会人でも1日2時間以上学習時間を確保できるのがいいです。仕事のある日は数分~数十分しか勉強できなくても、休日はある程度まとまった時間を使って勉強するのがいいです。

2週間~1週間前
問題演習をなるべくたくさん行いましょう。特に苦手なパートは集中的に勉強し、苦手をなくせるようにしましょう。

1週間前~前日
再度模擬試験を受け、試験の流れに慣れておきましょう。TOEICは試験時間120分の長丁場のテストです。集中力を切らさないよう、120分問題を解き続けることに慣れることはとても大切です。このとき、時間配分にも気を付けるようにすると、試験でもあわてず問題を解くことができます。

大学生の場合

大学生の場合、日常的にまとまった時間を確保するのはそれほど難しくないと思います。そのため、学習期間は2か月とするのをおすすめします。

2か月前
社会人の場合と同様、まずは模擬試験を受けて、自分の現在のスコアを把握し、目標スコアを決めましょう。

2か月~2週間前
この期間は、単語・表現や文法を暗記して英語の基礎固めを行うようにしましょう。特に、Part 5の文法問題はスコアアップがしやすいと言われています。文法が苦手な方は特に集中的に勉強し、効率的にスコアアップを目指しましょう。

また、この期間は自分の苦手なパートの問題演習も行い、苦手をつぶしてしまいましょう。

1日5時間は学習時間を確保するのが理想です。

2週間~1週間前
苦手なパートだけでなく、全パートの問題演習を行いましょう。最低でも、すべてのパートを2題ずつは解くようにしましょう。

1週間前~前日
社会人の場合と同様、再度模擬試験を受け、試験の流れに慣れておきましょう。

初心者におすすめのTOEIC勉強法

ここからは、初心者の方におすすめの勉強法を単語、リスニング、リーディングとスキル別に解説していきます。

単語

TOEICの頻出単語を優先的に覚えて対策しましょう。「1日~個」と覚える個数を決めるのでなく、同じ単語を何度も繰り返し暗記するのがおすすめです。

また、1つの単語を覚える時に派生語もセットにして暗記すると、学習効率アップが臨めます。以下は、派生語の一例です。

  • administration:運営(管理・行政) → administrator:経営[管理]者、行政官
  • estimate:見積もり→ ballpark estimate:だいたいの見積もり

単語を声に出して発音するのも、記憶への定着を促します。目からだけでなく、耳からも情報をいれることで脳をより刺激するからです。

ちなみに、TOEIC600点を取得するには5,000語以上の単語を覚えている必要があると言われています。高校生までに約3,000語を習っているので、たいていの方は2,000語を新たに覚える必要があります。

リスニング

リスニング問題の音声をかけ流して、英語に耳を慣らすことが大切です。リスニングパートの中ではPart1, 2が比較的簡単と言われているので、初心者はこの2つのパートの音声を重点的に聞くといいです。

Part 2で音声を聞く時は、文頭の疑問詞に注意して聞くようにしましょう。疑問詞とは、What, Who, Where, Whenといった語のことです。この疑問詞さえ聞き取れれば、何についてたずねているのかをキャッチできるので、正答を導ける可能性がぐっと高まります。

また、リスニングパートでは、各パートの最初に問題の説明が放送されます。この放送中に設問と選択肢を読む習慣をつけておきましょう。設問と選択肢を読めば、ある程度問題の内容を予測することができます。

また、1つの問題がわからなくても、あわてず次の問題に切り替える心構えを持つようにしましょう。答えが分からない場合は、消去法で絞ったり、あるいは適当にマークをしたりして、すぐ次の問題に進みましょう。

リーディング

リーディングのPart 5, 6は穴埋め問題です。この2つのパートは、なるべく多く問題演習を行い、解説もしっかり読み込むといいでしょう。

穴埋め問題では、主に2通りの解き方があります。どちらも試してみて、自分に合う方法を選ぶようにしましょう。

  • 穴埋め箇所の前後だけを見て答えを選ぶ:解くスピードを早められる
  • 全文を読んで、文脈をもとに答えを選ぶ:確実に正答を導ける

Part 7の長文読解問題では、まず設問を確認してから文章を読むようにしましょう。設問のキーワードをヒントに読み進めることで、効率的に答えのヒントを見つけることができます。

また、Part 7は文量が多いため、重点的に読むべき箇所と、流し見でいい箇所を見極める練習を行いましょう。

初めは音読し、慣れてきたら黙読で学習するといいでしょう。最終的に1回読んだらすべて理解できるレベルになれるのが望ましいです。

また、リーディングの問題演習をするなかで、わからない単語があれば、必ず意味を確認するようにし、効率的に単語力アップにつなげましょう。

TOEIC学習上の心得

ここからは、TOEICの勉強をしていくうえで覚えておくべき心得を紹介します。

100点アップには約200時間の勉強が必要

オックスフォード大学の研究によると、TOEICで100点アップするのは、200時間前後の学習時間が必要とされています。

この学習時間を考慮しつつ、学習スケジュールを立てるようにするといいでしょう。

毎日こつこつ勉強する

語学の勉強をする場合、たまに長時間勉強するより、毎日少しずつ勉強するほうが、合計の勉強時間が同じだとしても記憶の定着がいいとされています。

エビングハウスという心理学者によると、あることを暗記しても、その1日後にはその74%を、1週間後には77%を、1か月後には79%を忘れてしまうそうです。

そのため、毎日15分や30分でも勉強をすることで、暗記したことをなるべく忘れないようにしましょう。

学習アプリやオンライン英会話での学習も組み合わせる

英語学習アプリには、シャドーイングやオーバーラッピングの機能が含まれるものが多くあります。
シャドーイングとは、音声を聞きながら、聞こえてきた音を真似して発音する練習法です。オーバーラッピングとは、音声を流して、文章を読みながら音声と同時に発音する練習法です。
これらの練習法を行うことで、耳と口を英語に慣らすことができます。

オンライン英会話では、講師と英会話を楽しむことができることが多いです。そのため、テスト対策ではできないようなコミュニケーションの楽しさを味わうことができます。

このようなサービスを利用して、勉強のモチベーションを保ちつつ、効率よく学習を進めるようにしましょう。ただし、あくまで目的はTOEICのスコアアップなので、あまりこちらに時間を割きすぎないよう気を付けましょう。

単語の勉強を最重視する

TOEICの勉強をするとき、単語の勉強を特に重視するようにしましょう。

TOEICはすべて選択肢から正答を選ぶ形式です。そのため、文章を一言一句正確に理解できなくとも、文章中に出てくる単語を知っていれば、正解につながる可能性が高まるからです。

流し読みや流し聞きでもかまわないので、毎日何度も繰り返し単語に触れて覚えるようにしましょう。

問題演習は受験日の1~2週間前から行う

TOEICの勉強を始めてからすぐに問題演習をすると、難易度が高く挫折してしまう可能性があります。
初心者の方の場合は、まずは基礎的な単語や文法をしっかり固めてから、受験日の1~2週間前くらいから問題演習に取り組むほうが良いでしょう。

おすすめの教材・学習サービス

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まとめ

今回は、TOEIC初心者におすすめの勉強法、学習スケジュール、必読の参考書について解説しました。

いかがだったでしょうか?ぜひ効率的にスコアアップを目指してください!

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