高スコアで世界が変わる!TOEICのスコア別でどう評価される?

TOEICは日本で生まれた、英語能力を測る約2時間のテストです。

TOEICは英検と違って、全員が990点満点のスコアで成績が出ます。

そのため、こんな疑問を持っている方も多いのではないでしょうか?

  • 何点を目標にすればいいのかわからない
  • 何点から履歴書に書けるのかわからない
  • 有名企業に入るには何点必要か知りたい

今回は、TOEICスコアを点数別に7層に分けて、それぞれ英検や基準にしている企業などと比較して、どれくらいのレベルかを解説します。

目標やモチベーション維持に役立つので、ぜひ参考にしてください!

この記事で速攻分かる内容!
  1. TOEICスコア別の英語レベルとは?
  2. TOEICスコアは英検や会社の基準と比べて何点必要?

目次

【平均】TOEICの平均点やスコア分布について解説

TOEICの平均スコア

2022年10月23日午後に行われた第307回のTOEIC公開テストの平均スコアです!

項目リスニングセクションリーディングセクショントータル
最高スコア495点495点990点
最低スコア5点5点10点
平均スコア332.9点282.2点616.0点

TOEICのスコアはリスニング495点、リーディング495点の990点満点です。

第307回の平均スコアは616.0点でした!(リスニング332.9点、リーディング282.2点)

TOEICのスコア分布

次に第307回のスコア分布を確認していきましょう!

スコア区分人数%
89595195.2
8451,04989.9
7951,50682.4
7451,67773.9
6951,89464.4
6451,96754.5
5952,00644.4
5451,97934.5
4951,78125.5
4451,59217.5
3951,25011.2
3459806.3
2956443.1
2453781.2
1951840.2
145310.1
9530.1
4540.0
108
Total19,884

受験者数19884人で、最も割合の高い層は595点以上付近でした。

平均点あたりに最も割合の高い層が来ることから、

平均点以上をとれば英語がある程度できると証明できるのではないでしょうか。

全体の平均は600点付近

TOEICの平均点、最も多い層は600点付近です!

自分の立ち位置を把握して、次の勉強に役立てましょう。

気を落とさないで

今600点からほど遠いスコアを持っている人も多いと思います。

最初はみんな初心者です!地道に努力を積み重ねていくことで必ずスコアは上がるようになっています。気を落とさないで、継続をしましょう!

【点数別】TOEICスコア別の英語力、企業基準や英検と比較してわかりやすく解説!

ここからはTOEICのスコア別でどれくらいのレベル感なのか、何ができるのかについて徹底解説していきます!

TOEIC350点未満のレベルはどれくらい?

350点に満たない人は「英語の基本的なことがらが理解できていない」レベルです。

到達レベルは中学基礎のレベルの文法、単語力で、高校レベルには達していません。海外の人と話すことは厳しいレベルです。

TOEIC公式サイトでは350点未満の人は「コミュニケーションがとれるレベルに至っていない」「通常会話で最低限のコミュニケーションができる」レベルであるとされています。

リーディング力

リーディングは日常の英単語なら少し理解できますが、難しい英単語を読み解くことは厳しいレベルです。

リスニング力

リスニングは簡単な単語で短い会話であれば聞き取ることができますが、難しい単語が出たり、長い会話になったりすると聞き分けることが難しくなります。

英検との比較

英検のレベルでは4級、5級レベルになります。中学基礎、中級レベルの英語力であるとされています。

TOEIC350点を採用、昇進基準にしている企業

TOEIC350点を採用、昇進基準にしている企業はありません。

350点で企業にアピールできることはまずないようです。

企業全体では、新入社員に期待するTOEICスコアは新卒で535点、中途で560点です。

350点は会社にアピールするのが難しい点数です。

社会からの評価

350点は平均の600点近くのスコアから大きく下回っているため、履歴書に書くレベルにはありません。なので、履歴書に書くという必要はないでしょう。

履歴書に書けるようになるのは600点からなので、地道に努力を重ねて600点台を目指していきましょう!

350点未満は中学基礎レベル

350点未満の人はまず中学レベルを完璧にすることを目標に勉強するといいでしょう!

TOEIC350点から495点のレベルはどれくらい?

350点から495点の層の人は「大体はわかるが、正確に英語を理解するのは厳しい」レベルです。中学上級レベルか、高校基礎レベルの英語力です。

日常会話でギリギリコミュニケーションができるレベルになります。

ゆっくり話してもらうと理解できるようになるのもこのレベルです。

リーディングレベル

中学レベルの英語力はついていますが、高校レベルの英語にまだまだついていけていません。

文法力、単語力、読解力どれも不足していて、大学共通テストの問題を理解できるレベルです。

リスニングレベル

基本的な内容の質問が理解でき、長い質問は単語を理解して一部を理解できるレベルです。

英語で会話をするのはまだ難しいレベルです。

英語圏の人と会話をすると何を話しているのかは基本的に理解できないです。

英検との比較

英検準2級と同レベルになります。中学英語はマスターし、高校英語の中級者レベルという証明になります。

基礎力は十分身についているといえます!

TOEIC350点から495点を採用、昇進基準にしている企業

450点以上

→パナソニック(主任)

社会からの評価

350点から495点では、まだまだ就職で強みにすることは難しいです。

中学レベルはマスターできたという証になるので、さらに語彙力と文法力を身に着けて600点台を目指していきましょう!

特にリスニングに躓きやすいスコア帯なので、英語を聴く習慣をここからつけてみるのもいいかもしれません。

TOEIC500点から595点のレベルはどれくらい?

500点から595点の層の人は「一般的には英語ができる人」になります。

高校卒業レベルの英語力を身に着けており、日常会話は理解できるレベルです。

企業が採用時に求めるスコアの基準になってくるレベルでもあります。

リーディングレベル

高校卒業レベルまでの文法、単語力はついています。書いたり話したりするのは厳しいですが、読む聴くところは一定のレベルに達しています。

長い文章でも、単語の結びつきや文章構造から総合的に内容を判断することができます。

単語力もよく出てくる中級レベルの単語に対応できるレベルです。

しかし、難しい文法や過去形の応用はまだ理解が追い付いていません。

リスニングレベル

問題文全体の理解はまだできませんが、頻出の単語の理解ができるので、ある程度の内容は聞き分けることができるレベルです。

基本的な日常会話は聞き分けることができますが、指示語が複雑に絡んだりすると内容がわからなくなるレベルです。

英語でのコミュニケーションはまだ厳しいです。

英検との比較

英検2級と同レベルになります。高校卒業レベルであるといえます。

英語の基礎力と高校レベルの応用力が備わっているレベルです。

TOEIC500点から595点を採用、昇進基準にしている企業

500点以上

→クラレ、日本精工、コマツ、三菱電機

550点以上

→パナソニック

580点以上

→三菱商事

社会からの評価

ビジネスで英語をつかうことができるという最低限のレベルです。

まだまだ英語を使いこなすというレベルではありませんが、英語初級者の最初の壁である500点を超えることがまず必要です。

TOEIC600点から695点のレベルはどれくらい?

600点から695点の層の人は「英語での社会生活を問題なく理解、表現できる」レベルです。大学生レベルになります。

就職や転職でもアピールできる水準になるので、ここを目指す人も多いです。

TOEICの受験者の平均層はこの層です。ビジネスレベルの英語はまだ厳しいです。

リーディングレベル

基本的な単語はすべて理解ができ、上級レベルの単語もいくつか理解ができます。

長短関係なく、単語や文法力でどんな文章でもある程度内容を推察することができるレベルです。

頻出単語を覚えるだけではスコアの向上が見込めなくなるのもこのレベルです。ビジネスレベルの単語、表現を抑えていく必要がでてきます。

リスニングレベル

日常会話は問題なくできるレベルです。軽いビジネスレベルまでの会話であれば支障なくできます。

難しい単語がなければ、どんな文章でもある程度意味を理解できるレベルです。

難しい単語を軸とした内容は理解がまだ難しいです。

英検との比較

英検2級から準一級レベルの英語力です。大学の標準レベルにあるといえます。

TOEIC600点から695点をを採用、昇進基準にしている企業

600点以上

→三井物産、日本アイ・ビー・エム、マツダ、日本オラクル、富士通、出光興産、第一実業

650点以上

→ソニー、東芝機械、佐川グローバルロジスティクス、アサヒビール

社会からの評価

履歴書に書いてアピール材料にできるレベルです。

企業が求めているTOEICスコアの基準を大体満たすことができます。

簡単な英会話、英語でのメールのやり取りができるようになるレベルなので、国際的に展開しているメーカーにも手が届くようになってきます。

しかし、海外部門や海外転勤を伴う会社へのアピール材料にはまだなりえません。

TOEIC700点から795点のレベルはどれくらい?

700点から795点の層の人は「英語で不自由なく日常社会会話、生活ができる」レベルです。

素早く英語を理解し、表現できる水準を満たしています。ビジネスレベルの英語力があるとアピールできるレベルになってきます。

リーディングレベル

英文法、読解法の基礎が完璧にできる状態になります。難しい文法の表現(仮定法、関係代名詞、不定詞など)も時間をかければ理解し、表現できるレベルです。

試験時間もあまって見直しができるようになるのもこのレベルです。

リスニングレベル

英語を英語のまま理解できるレベルになります。しかし、速い会話展開や複雑な構造の会話文は聞き分けることが難しいです。

英検との比較

準1級レベルの英語力です。大学生のなかでも上位30%に入ってきます。

TOEIC700点から795点を採用、昇進基準にしている企業

700点以上

→マツダ、ファーストリテイリング、伊藤忠商事、資生堂、ヤマト運輸、東京電力、NTT東日本

750点以上

→丸紅、三井物産、日産自動車

社会からの評価

胸を張って履歴書に書くことができるスコアです。

英語ができると証明されるスコアでもあります。

海外での勤務、海外の人との会議といったことができるようになる水準です。

職種の幅は一気に広がります。

TOEIC800点から895点のレベルはどれくらい?

800点から895点の層の人は「社会生活レベルの英語が完璧でビジネスレベルの英語もある程度理解できる」レベルです。

ネイティブとも問題なく会話することができ、応用的な話や思考もできます。

しかし、流ちょうさや正確さは人によりますが、かけてしまう傾向があります。意味は通じますが、一流のビジネスレベルではありません。

リーディングレベル

文法、単語の基礎は完璧、文法は難易度が高いものでも理解できるレベルです。

英語で書かれた本や、洋画などの英語コンテンツを楽しむレベルで理解ができます。

わからない単語も少なくなっていき、ストレスなく英語を理解、表現できます。

リスニングレベル

どんな内容でも話の概要を把握し、理解表現できます。

文脈理解が可能で、わからない難しい単語がでてきても対応できます。

テレビやラジオなどの英語の社会的な聞き取りは余裕をもってできます。

英検との比較

準1級レベルの英語力です。大学生のなかでも上位10%に入ってきます。

TOEIC800点から895点を採用、昇進基準にしている企業

800点以上

→楽天、韓国LG、コナミデジタルエンタテインメント、大阪ガス

850点以上

→富士通、三菱商事、野村ホールディングス

社会からの評価

英語力が最大の武器と強烈にアピールできます。非常に貴重な人材として社会から重宝されるようになります。

就職活動、転職活動ではまず困りません。英語力を生かした国際的な仕事ができるようになるのもこのスコア帯です。

昇進でこのスコア帯を要求する企業もあるので、とても価値の高いスコアです。

TOEIC900点以上のレベルはどれくらい?

900点以上の層の人は「TOEIC上位1%の超優秀者」のレベルです。

英語理解にストレスがありません。ビジネスレベルの英語も使いこなし、海外で一人で仕事ができます。ネイティブスピーカーと流ちょうな会話が可能です。

リーディングレベル

文法、単語レベルは最高峰で、素早く的確に理解表現ができます。

英語の難しい資料や文献を理解できます。英語のわからない表現を調べることもなくなってきます。

リスニングレベル

英語を英語のまま理解し、話を要約できます。それを的確に表現し、会話することも可能です。

TOEICの速く複雑なリスニング問題を難なく正答できます。ネイティブによる方言やスラング以外には即座に対応できるようになります。

英検との比較

1級レベルの英語力です。大学の単位が下りたり、留学で有利になるなどの恩恵を受けることができます。

TOEIC900点以上を採用、昇進基準にしている企業

900点以上

→パナソニック、韓国サムスン

社会からの評価

英語資格の中でも最高峰のスキルを持っている証になります。

就職、転職はもちろん、海外の企業にアピールできるレベルです。

資格手当などの恩恵にあずかり、グローバルな活躍ができます。

おすすめの教材・学習サービス

ここからは、筆者がTOEIC900点を取る上で役に立ったサービスを厳選して紹介していきます。

一定期間、無料で試せるサービスだけをするので、自分の行動を変えるために、まずは登録をしてみましょう!

SANTA TOEIC

https://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=3NPQ6N+7B5M5U+54Z6+60WN5

世界中で400万人が利用しているAI学習アプリです。
アプリ内で3分問題を解くだけで、AIが速攻スコア診断をしてくれるので、精度高く現時点のスコアを計測することができます。テストを受ける手間がかからないので、私は勉強する度に実力診断をして、自分の英語力が本当に伸びているのかのチェックに使用していました!

もちろんスコア診断や一部の教材は無料で行うことができるので、本当におすすめです。

対策内容TOEIC L&R TEST対策/演習問題/英単語/文法/復習トレーニング/リスニング/リーディングほか
月額料金(税込)・無料プラン
・有料プラン
サブスクリプション1か月プラン:¥2,900/月
1か月プラン:¥4,900/月
3か月プラン:¥2,940/月
実践模試試験パッケージ:¥1, 500/90日 
学習環境オンライン(iPhone/Android)

スタディサプリENGLISH(TOEIC対策コース)

https://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=3HN2YP+2T7PMA+3AQG+NTJWY

言わずと知れたTOEIC対策専用の学習アプリです。大手のリクルートがやっているサービスなので安心できますよね。
中々時間が取れない時でも、たった3分で学べる動画・演習問題。単語クイズ・復習トレーニング教材が使い放題なので、勉強がめちゃくちゃ捗ります。このアプリのお陰でスコアアップできたと言っても過言はありません!

しかもTOEICテスト約20回分相当の実践形式問題も解き放題なので、公式問題集に飽きた人にもピッタリです。

1週間無料でお試し体験ができるので、まずは登録してみることをオススメします!解約も簡単にできるので、安心してダウンロードができます。

対策内容TOEIC L&R TEST対策/演習問題/英単語/文法/復習トレーニング/リスニング/リーディングほか
月額料金(税込)・¥3,278/月(App Storeからの申し込みだと¥3,700/月)
・6か月パック:¥3,058/月
・12か月パック:¥2,728/月
学習環境オンライン(iPhone/Android)

KIRIHARA Online Academy

https://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=3NPQ6N+805TKI+53RU+BXIYQ

50年以上の歴史がある短期集中型オンラインスクールです。

超短期かつリーズナブルに手厚いTOEIC対策が受けられるのがポイントです。
TOEIC専用のコースには、500点突破コースと、730点突破コースの2つがあるので、取得したいスコアに合わせて受講するのがおすすめです。

本当に質が高い授業を行なっているので、スコアアップ間違いなしです!

無料で講義を受けられるので、この機会にぜひ試してみましょう。

対策内容TOEIC L&R対策/英検
月額料金(税込)33,000円(1カ月16,500円)
学習環境オンライン

まとめ

ポイント

・500点以上で英語初心者脱却!

・600点以上で履歴書でアピールできる!

・800点以上で海外で活躍できる!

いかがだったでしょうか? ぜひこのスコア別評価の記事を参考にして目標設定やモチベーションの維持に役立ててください!

関連記事

このサイトをフォローする!

PAGE TOP